夏の家 (ペイネ美術館)

設計:アントニー・レーモンド

長野県北佐久郡軽井沢町塩沢湖217

 

日本に新しいモダニズムをもたらした建築家の一人、

アントニー・レーモンド設計の別荘事務所。

この人の事務所から、多くの偉大な建築家が輩出されている。

高さを抑えながらも、出したり凹ましたりで様々な空間を演出している。

片流れの吹き抜け空間。

丸太の木組みが優しい雰囲気をつくる。

全部が板張りなので、小屋のような感じがする。

個人的には部分的に土壁にするなど、素材が変わるほうが好き。

中は、階段ではなくスロープ。

角に開口部が重なると、開放的な空間になる。

 

昔の建築ながら、気持ちよさについて考え抜かれているので、

今でも参考になる点は多い。

開口部の芯ずらし、挟み込みの梁等、実際に見ることができる貴重な建築である。