建物を計画するならば、その土地の気候風土を知らなければならない。
日本は一般的に海に囲まれ、高温多湿で、豊な自然があり、四季がある。
台風や地震の多い国である。
太平洋ベルトライン付近では、工業が盛んで、
平野には街が広がっている。
以前は漁業や農業が盛んであったが、今は第三次産業(サービス業)が盛んである。
日本全体の面積としてはほとんど山である。
さらに、雪の多い北海道から日差しの強い沖縄まで、日本の中でも様々である。
近くに山があるのか、海があるのか、川があるのか。
どんな光が入り、どんな風が吹くのか。地盤は強いのか弱いのか。
都会なのか田舎なのか、治安はいいのか。
どんな文化や伝統があるのか。
子供を育てるのにいい環境か。
まわりにどのような建物があり、どんな人が住んでいるのか。
交通の便はいいのか。どんな動物や虫がいるのか。
様々な条件をもとに、その土地に合った建物の形、構造、設備を計画していく。
自分が住む土地のことはよく知っていたい。
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