風景を壊すもの

 

日本の街の中で風景の写真を撮ると

電柱と電線、鉄塔といった人工物がやたらに目に付く。

そして、これらがどれだけ風景を壊しているのだろうかと考える。

空を横切る無数の電線。

ここにも、そこにも、あそこにも、電柱がたっている。

山をみるとぽつぽつと鉄塔が山に刺さっている。

自分達が住んでいる街の風景である。

 

「美しい国、日本」

日本の美しい風景は豊な自然なのだと思う。

四季折々の豊な自然。

そこに人間がうまく融合していってこそ、あるべき日本の風景だと思う。

他国とは違う日本の景色をつくっていくために、

まずは目指すべき理想を掲げるべきだ。

直感的に感じる美しい風景を取り戻そう。

 

産業革命以来、どんどん突き進んできた便利の道を、

人間が支配してきた地球を今一度見直してほしいと思う。

昔に戻ればいい訳ではない。

一度手に入れた便利はなかなかやめられない。

当たり前に使える電気。

自分達が使っている電気を作ることが、どれほど大変なことか。

せめてみんなが実感できれば、無駄な電気をつかわなくなるかもしれない。

必要なだけの電気を使っていく意識が生まれれば、

現在の技術と合わせて、電柱や、電線、鉄塔をなくせる世の中になるかもしれない。

原子力発電などとばかげた発想もなくなるかもしれない。

使い古した核をいったいどう処理していくつもりなのか…

核融合の廃熱が海の生態系を破壊している。

環境破壊は二酸化炭素だけではない。

地球へ、自然への思いやりの意識を大切にしたい。