6/21(月) 「思いきってジェノベーゼ」

カンヌ・ニース・ジェノバ(イタリア)

 

さて、今日はどーしようか。ル・トロネ修道院をあきらめたので時間がある。

なんだかちょっとゆっくりして、8時すぎまで寝てしまった。

荷物もあるので、とりあえずニースのホテルでチェックインしよう。

なんとか明日と同じホテルで追加宿泊できたので(しかも、日本で予約してたよりも安く。。)

荷物を置いて出発しよう。ニースの海へ遊びに行こうか。それともイタリアに行っちゃおうか。

時間的にジェノバ(カズの行った街)までなら行って帰ってこれそーな気がする。

本場ジェノベーゼのパスタとピッツァを食べに行こう!!

 

そう決めたものの、ニースからはイタリアへ行く電車がないので、とりあえずモナコまで行くと、

ベンテミグリアというイタリアの端っこの町まで行く電車があった。

イタリアの場合は国境を越えるとすぐに、アナウンスから何から完全にイタリアだ。スイスのときとは違う。

さらにその駅からミラノへ行く特急らしき電車があったので乗り込んだ。

別途特急の指定券がいるのだろうか!? 心配しながらそわそわしていると、切符チェックのおじさんがきた。

恐る恐るユーレイルパス(期間中ヨーロッパを自由に移動できる電車乗車券) を出すと、

問題なさそうだ!!セーフ!! 切符を買わずに特急に乗るのも、旅の醍醐味の一つだ(笑)

乗り換えが多く、けっこー多くの駅に停まったので、なんだかんだでジェノバまで4時間半くらいかかった。

ジェノバに着いたらすでに17時近く。とりあえず駅周りを歩いて、

本場のジェノベーゼを味わえそーなお店を探した。ジェノバはけっこー大きな街なので、

駅の中にでも飲食店があると思っていたが、甘かった。。

駅には売店しかなく、駅周りもまだ5時台なのでほどんどのレストランがやってない。。

ちょっと裏の路地へ行くと、歩行者専用の道にお店が並んでいたので期待して行ってみるも、

怖そうな人達がいっぱいで、治安が悪そうだ。やっぱ黒人が何人かでたむろってると怖い。。

結局駅近くに1軒だけやっていたレストランに入った。

メニューからはどれがジェノベーゼかわからなかったので、

本場のジェノベーゼのパスタとピッツァを食べたいと言うと、

「これがそうだよ。」と教えてくれたので、それを注文した。

ジェノベーゼのイメージはちょっとバジルが加わっただけの簡単なもので、手軽なものだったが、

さすが本場、パスタもピッツァもバジルがいい感じでアクセントになっていて美味しい。

ピッツァはバジルがただの葉っぱという感じではなく、ペースト状に調理されて、味付けされていた。

ジェノベーゼの印象がよりよくなった。

なんとかギリギリのギリで戻る電車があって、ニースには23時半頃に着いた。完璧☆

本当は早朝出発でミラノまで行けたら一番よかったけど、ミラノまでは時間がかかりすぎるので仕方ない。

イタリア(ジェノバ)の印象は、強い日差しのせいでみんな彫りが深い。

フランスほどのオシャレさは感じられない。ラフな感じ。

電車も古くて、遅くて、ちらかっていた。建物もヨーロッパっぽい建物の統一感はあまりなく、

素材は自然素材ばかりではなく、安っぽく見える素材も使用されていた。街はあまりキレイではない。

それでも、パスタやピッツァが美味しく、人も陽気で言葉も楽しい感じで、親しみがもてる。そんな街。

ミラノまで行けばもっと洗練されたイタリアを体感できたに違いない。